◆◆         プロフィール・作品制作過程凡例          ◆◆

ペット画に限らず肖像画などもこの様なステップで作品に仕上げます

貴方だけの一枚の絵です! サプライズにもこれ以上のモノはありません

便宜上、鉛筆画と表記していますが正確には炭材ですから真っ黒の線の集合体によって描いています。 鉛筆とは似て非なる作品には実物以上の迫力と存在感があります。

制作過程 その1

 

馬の写真が作品になるまでの過程を細かく表示いたします。

使用している具材は通常の鉛筆ではありません。         炭材ですから普通の鉛筆に比べ多少難易度はUPしますが、仕上がりの濃さ、描き応えには雲泥の差があります。

大まかに目の位置を決め、大体のデッサンをします。

大体ではあっても、最終的にはこのデッサンが完成へのベースになりますから大事な作業となります。

①の作業を更に進めていきます。

単純な作業ですが毛並み等、ある程度は写真に忠実に描いていきます。

②の作業がある程度終わったら、全体をボカシます。

同時にバックにもボカシも施します。

目に着色します。

通常、色彩を施す場合、汚れたら修正できませんので最後の工程になりますが、馬の体色が栗毛ですから左程汚れないと判断しました。

(体毛が黒色の場合は真っ黒になってしまい、知らず知らずのうちに汚れてしまいます)

当然ながら、生き物は目が命です。

目が入った時点で、一気にデッサンに生気が吹き込まれますからとても大事な作業となります。

目の周囲を重点的に描き込んでいきます。

F6号サイズ(A3とほぼ同じ)ですからA4サイズのように簡単には終わりません。

少しずつ加筆していくと共に全体が見えてきます。

アバウトながら、何とか全体に第一段階の作業が終わりました。

まだこの時点では僕の中ではデッサンの過程ですから、愉しさはそう感じられません。

③と同様に再度ボカシを施します。

毛並みを描き込んではボカシの作業を繰り返すことで、存在感が増していきます。

通常、描いてはボカシ、描いてはボカシの作業を4、5回繰り返します。

ボカシを施しますと毛並みは擦れてしまいますから、再び描き込んでいきます。

この時点から段々と完成に向かっての作業となり、少しづつ力が入っていきますから愉しさを感じ始めます?

絵が大きくなる程に作業も大変ですが、僕の場合、大きな絵に比例して力が入っていきます。

(余談ですが、絵の売買の世界では大きさと価格は反比例していきます。簡単に言えば、大きくなるほど値引き率は高くなっていくという事です。)

毛並みと併せて血管などを子細に観察しながら描き込んでいきます。

ようやく第二段階の作業が終わりましたが、これからが完成へ向かっての最終作業となります。

全体を見渡しながら濃淡と筆圧を駆使して表現していきます。

この時点で髪(たてがみ)は描き込んでいませんが、目の次に難しいのが髪の表現となります。

鉛筆ですので、油彩画等のように簡単にはいきません。

いよいよ完成です。

鬣を描き込み、目の周囲、毛並みも含め加筆を繰り返し納得が出来た時点でサインを入れます。

どの作品も同じことですが、作品は常にエンドレスです。

自分が決めるしかありませんが、額装して改めてじっくりと見た場合、どうして気になる箇所があったら修正を施す時もあります。

いずれにしても線の集合体での作品ですからそれなりの感慨もあります。

 制作過程 その2

                         黒いニャンコの写真を基にした作品制作の過程です。

① この様な写真を絵にする場合はデッサンといっても 目の位置、鼻の位置をとらえる事しか出来ません。

ワンコやニャンコの場合は輪郭を捉えようとしても  もともと体毛ですからハッキリとした輪郭と描くのは良くありません。

明確に描くと後で消しずらくなりますから、殆んど点に近い細線で自分がわかるようなデッサンとなります。

バックのボカシのとき、体毛の位置を想定しながら作業します。

② 目鼻の位置を決めたら、写真を見ながらアバウトな毛並みを描いていきます。

この時点では果たして絵になるのかなあ、なんて思いながらの作業ですが、ある意味、作品のベースとなるものですから、心持ち気を入れます。

③ ②で描いた線をボカシていきます。

紙に指紋が付いたら消せなくなりますので、基本、手袋着用での作業となります。

ボカシ作業が大体終わったら、目の位置を重点的に描き込んでいきます。

今回の場合は、目に着色しますから輪郭だけとなります。 着色無しの場合は、きちんと描き込んでいきます。 生物画の場合は、目が一番のポイントですから、最初に描いていくのがセオリーです。

④ 目の部分以外に少しずつ加筆していきます。

最初に着色してしまうと汚れた場合に消すことが困難となります。

目がシロヌキの状態ですから、何となくイメージが浮かびませんが、この時に目がいかに大切なポイントとなるか、あらためて実感できます。

⑤ 目に着色します。

目が入ると作品が一気に生きてきます。

写真を参考に、自分なりに多少の創作は構いません。

ただ、注文画の場合は余り加工すると異なったイメージの子になってしまいますから注意は必要です。

⑥ さあ、いよいよ完成に向けての仕上げ作業となります。

黒い子の場合は手間はかかるし、紙の汚れも気になりながらの作業となりますが仕上がりは作品がしまります。

写真を綿密にチェックしながら最後に髭をいれ、サインを施したら完成です。

写真で判り難い箇所は自分なりに創作しますが、描く側の負担が少ないほど、いい作品に繋がります。

制作過程  その3

 

ニャンコの写真を絵にします。

よくあるニャンコの写真です。

大まかな輪郭、毛並みを薄く捉えたらバックのぼかしとともに毛並みを描きこんでいきます。

鮮明な写真だと毛並みがハッキリ判るので描くのにストレスがかかりませんから助かります。

写真に忠実に更に毛並みを描きこんでいきます。

ニャンコに限らず、動物の毛並みには微妙な硬さと独特の流れがあります。

線の集合体で描いていきますからいい加減な表現をすると全く絵になっていきません。

絵の上手下手は如何に対象物を観察できるかが大きな要因となります。

全体に描き終えたら写真に合わせ濃淡のヶ所及び絵画としてのバランスを俯瞰で確認します。

目の部分がシロヌキですから何となく間が抜けて見えますが・・・。

③では線画の状態ですから薄くボカシをかけ、白い部分を潰していきます。

絵に密度が加わることでワンランクUPした出来栄えになっていきます。

しかしながら、せっかく一本一本の線が擦れてしまいますから残念ではあります。

さあ、いよいよ最後の描き込みです。

瞳に着色を施し、毛並みの流れ、濃淡を加筆し髭を描き込みサインを入れたら完成です。

よくある質問ですが、いったいどれくらいの時間で描いているの? という問い合わせ・・・

僕は趣味で描いているのではなく一応プロですから時間をかけていては成立しません。

作品の大きさや、その時のモチベーションで様々ですがA4サイズでしたら数時間で仕上げます。

                            ご注文以外にも絵描きの仕事は多岐にわたっています。

                            ただ、どの絵にも決して手抜きはありません。

                            サインを入れるという事はそういう事です。

 

 

 

動物画は勿論ですが、人物画や体の部位もりっぱな絵の対象物となりえます     普段何気なく眼にしているモノにも描いてみるとハッとする存在感があります。   その理由の一つにモノクロ作品ならではの訴求力があるからではないのでしょうか。 色彩氾濫のデジタル化の時代だからこそアナログを見直して見ませんか?      新たな感覚を刺激してくれるかも知れません。

 ■   プロフィール

 長崎県 佐世保市生まれ

1980      登龍会展     奨励賞 

1982       ミニチュアー   大賞展   奨励賞

1985   現代洋画精鋭選抜展    銀賞

1986   同記念大展   銅賞  /   有楽町 ギャラリー波瑠   第一回個展

1988   カスタムメード・アートコンクール   金賞  /   銀座 正光画廊   個展

1989   ギャラリー波瑠 第2回個展 / 安田火災プラザギャラリー 個展 (以降、2000年迄 休筆)

2001   茂原市立美術館ギャラリー  個展

2002   信州高遠四季展   秀作賞

2003   津  松菱デパート 個展   (鈴鹿市にて アートギャラリー白 開業)「東京より四日市市に移転」

2004   松坂  三交百貨店   個展

2006   FUKUIサムホール美術展   佳作

2007   鈴鹿画廊   個展  

2008   小山田美術館   個展

2009   日西墨三国交通発祥記念公募展  町長賞  /  大王大賞展  秀作賞

2010   川の絵画大賞展   入選  /  ふるさとの絵画大賞展  入選  / 信州高遠四季展  入選

2011   FUKUIサムホール美術展   オリジン賞  /  第1回 宮本三郎 デッサン大賞展   入選

       世界絵画大賞展   サムトレーディング賞  /  アートムーブ2011  入選

2012   大王大賞展  銀賞  /  全国絵画公募展IZUBI   入選  /  信州高遠四季展  入選

       世界絵画大賞展   入選  /  小江戸川越トリエンナーレ  入選

2013     第2回 宮本三郎 デッサン大賞展  入選

2015     名古屋 栄 中日ビル   個展     第一回 「 鉛筆のちから 」展 (鉛筆画に傾倒する)

2016   名古屋市民ギャラリー栄  個展   第二回 「 鉛筆のちから 」展

2017   鈴鹿市 ハンター 個展  第三回 「 鉛筆のちから 」展

   

     各地において個展活動数十回、現在に至る。 現在、無所属。

   (2000年以前に於ける美術団体経歴・情報、及び各種公募展等の入選歴は追尾不可の為、省略致します)

 

 インスタグラム shirai0506

 HP アートギャラリー 白

 HP   masumi-shirai.com

 ✉ shirai.masumi@aqua.plala.or.jp

 〒510-0834

 三重県四日市ときわ5-3-1 エレガントレーベンA407  

             白井真澄 090-1991-6308

 

   

   ※ 東京から四日市市に越して来て、早17年が経ちましたが、地元での活動は一切皆無です。

     HPを介して少しずつではありますが当方を知って頂けましたら幸いです。

     現在は各種公募展への出展制作は一切休止しています。

     油彩筆を置き、 ただ、ひたすらに鉛筆画の限界に向かって邁進している毎日ではありますが、     

     時折、油彩画・水彩画・パステル画などの特注品の制作を依頼されたりすることがあります。

     絵描きは絵を描くのが仕事ですから、ご相談がありましたら可能な限り対応するよう心掛けてはいます。

     様々なカテゴリーをこなすには、それなりの器用さと技術が要求されます。

     いずれにしましても、生きていく励みにはなりますね( ^ω^)・・・

 

 

 

 

   

   

   

   

   

   

  

     

   

   

                    

       

 長崎県 佐世保市生まれ

1980      登龍会展     奨励賞 

1982       ミニチュアー   大賞展   奨励賞

1985   現代洋画精鋭選抜展    銀賞

1986   同記念大展   銅賞  /   有楽町 ギャラリー波瑠   第一回個展

1988   カスタムメード・アートコンクール   金賞  /   銀座 正光画廊   個展

1989   ギャラリー波瑠 第2回個展 / 安田火災プラザギャラリー 個展 (以降、2000年迄 休筆)

2001   茂原市立美術館ギャラリー  個展

2002   信州高遠四季展   秀作賞

2003   津  松菱デパート 個展   (鈴鹿市にて アートギャラリー白 開業)「東京より四日市市に移転」

2004   松坂  三交百貨店   個展

2006   FUKUIサムホール美術展   佳作

2007   鈴鹿画廊   個展  

2008   小山田美術館   個展

2009   日西墨三国交通発祥記念公募展  町長賞  /  大王大賞展  秀作賞

2010   川の絵画大賞展   入選  /  ふるさとの絵画大賞展  入選  / 信州高遠四季展  入選

2011   FUKUIサムホール美術展   オリジン賞  /  第1回 宮本三郎 デッサン大賞展   入選

       世界絵画大賞展   サムトレーディング賞  /  アートムーブ2011  入選

2012   大王大賞展  銀賞  /  全国絵画公募展IZUBI   入選  /  信州高遠四季展  入選

       世界絵画大賞展   入選  /  小江戸川越トリエンナーレ  入選

2013     第2回 宮本三郎 デッサン大賞展  入選

2015     名古屋 栄 中日ビル   個展     第一回 「 鉛筆のちから 」展 (鉛筆画に傾倒する)

2016   名古屋市民ギャラリー栄  個展   第二回 「 鉛筆のちから 」展

2017   鈴鹿市 ハンター 個展  第三回 「 鉛筆のちから 」展

   

     各地において個展活動数十回、現在に至る。 現在、無所属。

   (2000年以前に於ける美術団体経歴・情報、及び各種公募展等の入選歴は追尾不可の為、省略致します)

 

 インスタグラム shirai0506

 HP アートギャラリー 白

 HP   masumi-shirai.com

 ✉ shirai.masumi@aqua.plala.or.jp

 〒510-0834

 三重県四日市ときわ5-3-1 エレガントレーベンA407  

             白井真澄 090-1991-6308

 

   

   ※ 東京から四日市市に越して来て、早17年が経ちましたが、地元での活動は一切皆無です。

     HPを介して少しずつではありますが当方を知って頂けましたら幸いです。

     現在は各種公募展への出展制作は一切休止しています。

     油彩筆を置き、 ただ、ひたすらに鉛筆画の限界に向かって邁進している毎日ではありますが、     

     時折、油彩画・水彩画・パステル画などの特注品の制作を依頼されたりすることがあります。

     絵描きは絵を描くのが仕事ですから、ご相談がありましたら可能な限り対応するよう心掛けてはいます。

     様々なカテゴリーをこなすには、それなりの器用さと技術が要求されます。

     いずれにしましても、生きていく励みにはなりますね( ^ω^)・・・